昔々の、ある日。ぼくが買ってきたばかりの雑誌を読んでいた彼女が、突然「この曲、聴きたい・・・ 」とつぶやいた。ジム・クロウチの Time in a bottle。訳詩を数行を読んだだけで、ぼくも彼女と同じ気持ちになった。ふたで、真夜中の都心に向かった。目的は彼のアルバム探し。でも、あの日は大晦日、どこも早仕舞い。悲しい気分での帰り道、駅の近くのレコード店のシャッターが少し開き、明かりが漏れていた。のぞくと「すみません、年末の在庫管理中なんです」という店の人の手に、ジム・クロウチのアルバム。その夜はふたりで何度も何度も聞き続けた。そのアルバムが、先日部屋の奥から出てきた。きょうも、懐かしく口ずさみながら、遠い日のうれしくて幸せだった夜を、少しせつない気持ちで思い出しています。
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スイスで借りていた別荘には、オーナーさんの昔からの家族写真がありました。私があったことがない2代、3代前の人たちの写真がありました。「誰もが年を取らなかったら、どうなるんだろう?時間とか思い出、ぜーんぶどこかに閉じ込められたらいいのに….」と、その家族写真たちを見ながら思っていました。年をとらないことも、人をどこかに閉じ込めることも出来ないけれど、思い出は音楽や写真、心の中に大切にしまえるのかも。
Sachieさん、こんばんは🌛☆😊
ぼくの想い出には、苦しい時もうれしい時も、いつも素晴らしい人たちとの出会いがありました。そしてステキなBGMや映画や本などなど。でもいちばんはやっぱり人との出会いです。
ジム・クロウチのアルバムもぼくの人生にとって大切なもの。ぼくの想い出には、いつも心にしみる音楽があったような気がします。
スイスへののどかな旅、よかったですね。