1368 空が好きだから♪

◆◇◆丘の上の水色の家
「空に近いところに住みたい」 小学生のころ、散歩しながら父にいった。
あの丘の上の家みたいなの…どんな人がすんでいるんだろう」。すると「どんな人か、会いに行ってみよう」といって、どんどん坂道を登り始めた。ぼくはわくわくしながら父の後を追った。
笑顔がやさしいお爺さんが見知らぬ親子を親切に迎えてくれた。
アメリカ帰りの方で家にはたくさんのMade in USAの製品があった。アーモンドグリーンの大きな冷蔵庫に驚くぼくに、お爺さんは 音がうるさくて、気になりはじめると夜は眠れなくなるんだよと言いながら、オレンジジュースをすすめてくれた。 しばらく家のあちこちを案内してもらっての帰り際、お爺さんは「いつでも遊びにおいで」といってくれた。 ぼくの家からはとても遠かったせいもあり、それが最初で最後の訪問だった。
19歳の時、ぼくは大けがをして1年間 東京から四国に帰った。そのとき、偶然お爺さんのお孫さんと親しくなった。美鈴さん。
いま、ぼくの散歩コースの高台に水色の家がある。見るたびに、丘の上の家にお爺さんの笑顔と、美鈴という名のお孫さんの明るい笑い声を想い出す。興味を持ったら物怖じしない父がいたからこそのステキな出会い。 幼い日のぼくの夢は、まだ夢のまま。そうそう、空に近いだけでなく、海も見える家がいいな。
カテゴリー: あの日。, きみに。 パーマリンク

1368 空が好きだから♪ への16件のフィードバック

  1. ちえみ より:

    空に近い家!
    子供の頃、神戸に住んでいたので異人館までの
    坂道を上って外人さんの住むオシャレな家を見てワクワク
    したりしてました(*^_^*)

    • asobo より:

      ちえみさん、こんばんは♪
      異人館への坂道、ぼくは苦楽園や夙川で夏と冬に少し長い休みをとっていたから
      そのときはよく阪急電車で三宮にでて、あの坂道をのぼっていました。
      観光客の混雑を避けて、トアロードを登るのが好きだった。村上春樹さんも本の中で懐かしがってた店に寄るのにもベンリだったしね。

  2. sakura より:

    どちらかと言うと山派ですが、こんなストーリーと青空のお写真を見ていると、海も素敵だなぁと思えます。
    宇和島は行ったことがありませんが、四国は山あり海あり、良い所ですね(*^_^*)

    • asobo より:

      sakuraさん、こんにちは♪
      ぼくは海も山も手を伸ばせばさわれる、そんな環境で育ちました。
      だからどちらかを選べと言われたら困ります。
      食べ物のおいしさでは、どこにも負けないと思っています。
      三方を山に囲まれ、西は海。街のど真ん中には城山もあります。
      『世界の中心で愛を叫ぶ』の舞台はぼくの母校です。

  3. フォレ より:

    とても心の暖かい方だたのですね~
    土地柄、そうさせるのでしょうか^^
    また訪れる機会が有ると良いですねー☆

    • asobo より:

      フォレさん、おはよ~っ♪
      丘の上のお爺さんはとても暖かい人でした、
      帰り際に握手してもらったとき、手からもやさしさが伝わってきて、あ~こういうのが本当の握手なんだって思った。
      ぼくが生まれ育ったのは、暖かい土地だからみんな人なつっこいのかも。
      街のすぐ後ろまで高い山がせまっていたり、街のどまんなかにはそう高くはないけど、お城山があったり、西側には海があって・・・あ~、宇和島のことを書き出したらとまらなくなるので、この辺で。

  4. アクア より:

    物怖じしないお父さん、いいなぁ。
    それにしてもasoboさんは友達作るの上手なの?丘の上の美鈴さんは恋人だったのかしら?

    • asobo より:

      アクアさん、おはよう♪
      はい、興味を持つと離れた所から見ているだけでは我慢できない人でしたね。
      ふふふ、丘の上の美鈴さんは恋人ではありません。なぜか、怪我をして四国に帰っていた1年間は、不思議なくらいたくさん友だちができて、彼女はそのときのひとり。ちゃんと彼がいました。
      お爺さんとの出会いがあったから、ぼくには大切な友だちでした。

  5. 友湖 より:

    なんだかちょっとした絵本になりそうな
    素敵なお話ですね。
    私の頭の中ではとてもきれいな映像として
    浮かんできました。
    今は緑いっぱいの山にすんでるけど
    実家の海のにおいも大好きです。

    • asobo より:

      友湖さん、おはよ~っ♪
      はい丘の上のその家の中は、アメリカ映画で見るハッピーな家庭の風景でした。
      見下ろすと川と海。リアス式の海岸の入り口にはちょっと大きな島。とてもいいロケーションでした。
      ぼくも海の近くで育ったので、海を見ると幸せな気分になります。

  6. 昔の乙女 より:

    こんばんは。
    私は大きな空を見るのが好きだわ。
    だって都心の空は建物で区切られて小さいんですもの。

    • asobo より:

      乙女さん、おはようございます。
      大きな空は気持ちをおおらかにしてくれますよね。
      いま乙女さんが住んでいるマンションの部屋は空の上に浮いてる感じでしょう。
      窓からの景色がアップされてるのをみてうらやましく思いましたよ。
      でも、ぼくは高所恐怖症。残念だけど、高い建物には住めません。
      窓際にいるのを想像するだけで・・・あ~、くらくらしてきた。

  7. ○○泰男 より:

    夏色の空だ。
    早いなぁ

    • asobo より:

      ○○泰男さん、おはようございます。
      ここ数日、晴れた日の空はもう夏です。
      きょうも晴れて暑くなりそうだけど、今週は曇り空が多くなりそうな予感です。
      昼は暑いけど、ぼくの部屋の空気はちょっとひんやりしています。
      でもこのひんやりが心地いいです。
      西の空に雲がなければ、ぼくの朝の散歩コースからは富士山が見えます。

  8. abend より:

    子どもの頃から海の見える家に住みたいと思ってましたが
    友達から洗濯物や窓にたまる塩の話を聞いて住むのはあかんのやって
    思いました(笑)そんなことを思い出しましたよ。

    • asobo より:

      abendさん、おはよ~っ♪
      家からは見えなかったけど、ぼくは海のすぐ近くで育ちました。
      子供のころ、海が見える高台に勝手にここと決めていた場所があったんです。
      そこなら塩害は心配ないと思うけど、いま考えると毎日坂道というのはたいへんだろうな。
      でも、あの高台に住めたらすてきだろうなといまでも思います。

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