1243 ありがとう、レイ。


「ブラッドベリがなくなったね」 二十歳のころにとても親しかった友だちから電話があった。

『火星年代記』や『たんぽぽのお酒』、『華氏四五一度』など、ブラッドベリの本を奪いあうように読んでいた友だち。
「いま何を読んでるの?」という問いに、『バビロン行きの夜行列車』と答えると「じゃぁ、私もそれを読む!」
といって
電話は切れた。訃報に接したとき、本棚で最初に目についた一冊。「記憶をたどっていくとそこには不思議な世界が待っている」
と帯に書かれた21の短編集。電話はその中の「いとしのサリー」をベッドの中で読んでる途中にかかってきた。
電話が切れたときふと彼女がずいぶん前になくなったという噂を思い出した。さっきの電話は夢?
いや、懐かしい声はとてもリアルだったし、ぼくは眠ってない。では、なぜ・・・
そのとき、思った。あっ、これは、きっとブラッドベリのいたずらだってね。ありがとう、レイ!

“Ray Bradbury ‘s gone!,”
I had a telephone call from one of my friends.
She was my close friend when I was twenty years old.We would often try to be the first to read Bradbury’s books such as
‘ The Martian Chronicles’ ,’ Dandelion Wine’ and ‘ Fahrenheit 451.’
“What are you reading now?” she asked.
“I’m reading ‘Driving Blind ‘, “I said to her.
“Is that so? I’ ll try to!,” so she said and hung off.
‘Driving Blind’ was the first book that caught my eyes on my bookshelf when I heard of Ray’s death.
It is a collection of 21 short stories with a book-belly-band saying ,
“Trace memories ,and you will find a wonderland waiting there!”
I answered her call just when I was reading ‘ I Wonder What’s Become of Sally’,which was one of those short stories , lying in my bed.
It was just after having replaced the receiver that I remembered the rumor of her death….she has been dead for many years …
Have I been talking with her in my dream?
No!No! I didn’t fall asleep then and I really heard her sweet voice !
If so … why…?
Then, an idea stroke me!
That must have been Ray Bradbury’s trick on me…
Thank you , Ray!!!
カテゴリー: きみに。, きょうの気分, さみしさに耐えられなくなったら。, パーマリンク

1243 ありがとう、レイ。 への16件のフィードバック

  1. marviiilous より:

    an intriquing title. am not sure i wanna do it though 🙂

    • asobo より:

      Hi marviiilous
      I do not know whether it was a dream and to have been Bradbury Magic, either.
      He was a writer very important for me.

  2. 沈丁花 より:

    ブラッドベリ。『タンポポのお酒』は、初版が出て3年目くらいかな、に
    買って読んでそれ以来ずっと私の宝物です。西洋には優れた少年文学の
    伝統があって文学にも映画にも『にんじん』『大人は判ってくれない』などの
    名作がたくさんたくさんあるけれど、その中でも屈指の傑作だと私は思います。
    ブラッドベリの書いた本のリストを見ていて悲しみがあらためて込み上げて
    きました。なんてたくさんの贈り物をレイは私たちにしてくれたことでしょう…
    本当に『ありがとう、レイ』ですね♪ 
    asoboさんのこのお話と記事とってもとってもすてき♪
    私も『バビロン行きの夜行列車』読んでみます。

    • asobo より:

      沈丁花さん、こんにちは♪
      ぼくのも古くて、最近はカバーの傷みが少し気になってきました。
      ブラッドベリはグレゴリーペック主演の「白鯨」など、映画のシナリオもやっています。
      ぼくはこれをきっかけに、きちんと「白鯨」を読んでみようかと思っています。
      『バビロン行きの夜行列車』はすてきな短編集ですが、彼の本をたくさん読んでいる人ほど、ちょっとした懐かしさを感じるささやかな楽しみがあります。
      ぼくも、火星年代記や十月はたそがれの国などを、これを機会に読み返してみたいと思っています。

  3. フォレ より:

    こんばんわ^^
    初めて名前を聞く方です!!
    たくさん、作品を残されているのですね
    私は三浦綾子さん好きですが
    読み始めた頃はもう亡くなって居ましたー
    追悼の気持ちを持ちながら読むと
    また違った気持ちで読めそうですね。。

    • asobo より:

      フォレさん、こんにちは♪
      レイ・ブラッドベリはSFファンタジ-だけでなく、少年少女のための本でも傑出した作家です。
      「タンポポのお酒」は彼の代表作のひとつ。ここでも何度か紹介したけど、読んだ人の多くから紹介してくれてありがとうといってもらっています。
      フォレさんは「ある日どこかで」が好きと言ってたよね。だったら、ジャック・フィニ-もきっと好きになるよ。「マリオンの壁」や「ふりだしに戻る」他、おすすめもいっぱい。彼の名は「ある日どこかで」でもちょっことでてくる。名前のカメオ出演かな。
      三浦綾子、ブログでも書いてたね。こんど読んでみよう。

  4. 星の子 より:

    asoboさん、「タンポポのお酒」は私の大切な宝物です。

    • asobo より:

      星の子さん、こんにちは♪
      ぼくの「たんぽぽのお酒」はとても古い。
      でもず~っと大切に読んできまので一生買い換えなくてもいいかな。
      この本を開くと、すぐに日々遠ざかっていく少年少女の日に帰っていけます。本であると同時に、
      この本はぼくにとってはタイムマシンでもあるんです。
      こんな本のある時代に生まれてよかったと思います、

  5. paprica より:

    こんばんわ〜。
    私は読んだことないのです。彼の作品。相方は今、彼の作品を読み直してるよ。
    私も読んでみようかなって思ってます。asoboさんの一番好きな作品はどれですか?

    • asobo より:

      papricaさん、こんにちは♪
      ブラッドベリはいいですよ。ぼくにとってのいちばんは『たんぽぽのお酒』です。
      『火星年代記』も夢中になって読んだし、『華氏四五一度』も好き、これは大好きなフランソワトリュフォーが映画化しているので二重にうれしい本。いまは『バビロン行きの夜行列車』と『ブラッドベリがやってくる』を並行してしてよんでいます。あ、後者のタイトル英語では『ZEN IN THE ART OF WRITING』、アメリカ人はZENと言う言葉が好きですね。『タンポポのお酒』は何度もここでも取り上げたので、彼の訃報を悲しんでいる方も何人かいます。
      ぼくにとっては、特別な作家のひとりです。
      ジャンルはSFファンタジ-とでもいうのだろうか、彼とはちょっと違うけど、ジャック・フィニーもぼくの大好きな作家。きっと相方さんは知っていると思います。日本ではあるようでないジャンルの作家です。

  6. この前、俺のブログでいいね!をつけてもらって以来、読ませていただいてます。
    “ バビロン行きの夜行列車 ”。
    俺も読みたくなったので探してみます!

    • アクア より:

      ブラッドベリの本の中で
      asoboさんのおすすめは何ですか?

      • asobo より:

        アクアさん、こんばんわ♪
        ぼくのいちばんのお薦めはなんてったって『たんぽぽのお酒』です。
        トリュフォーが映画化した『華氏四五一度』もいいなぁ。SFでは『火星年代記』や『10月はたそがれの国』などがお薦めかな。『たんぽぽのお酒』や『華氏四五一』を読んでいるなら、それらの話がどのようにして生まれたかが書かれているエッセイ集『ブラッドベリがやってくる』なんかもいいかな。

    • asobo より:

      yanagawakazuhiroさん、こんばんは♪
      あっ、ボブ・ディランの記事の時ですね。ぼくにとって、ディランは特別なアーチスト。ディランは全てではなくても、ほとんどと言っていいくらいのアルバムを、もっていて、夜聞き始めると、あの曲もこの曲もと思って朝までということもよくあります。「ヘイゼル」は世界一優しいラブソングだと思うし、「ぽいとすててしまった」を聞くと女性は大切にしないといけないと思うし、「レイ・レディ・レイ」をきくとあ~こういう歌で口説けたらいいなぁとか。
      「ジョーイ」や「いくつかのべつのうた」みたいに短編小説のような曲を見ると、こんなストーリー性のある曲を日本のロッカーはなぜ作らないってふくれたり・・・あ~、こうやってかいているときりがない。モダンタイムスみたいなちょっと古いアメリカを思い起こさせてくれるようなアルバムも好きだし・・・
      ブログのタイトルを見たときは一瞬ボストンのファンかなとも思ったりもしました。
      ぼくは一時、ロック関係のアルバムの広告をつくっていたこともあります。
      yanagawaさんの演奏もいつか聴かせて欲しいですね。こんどはゆっくりそちらにも書き込みに行かせていただきます。これからもよろしく。

      • asobo さま

        こんにちは。
        とても誠意が込められたメッセージありがとうございます!
        ブログのタイトルはディランの映画からいただきました(笑)。
        10代から歌い始めて 40代に突入しました。
        こんな時代で自分の世界観がどれほど万人の耳を傾けさせるチカラがあるのかは解りませんが、とにかく歌い続けていくことで答えが見つかることも多々ありました。
        ロックの広告ってすごいですね!
        東京にお住まいなんですか?
        myspace で楽曲聴けます。
        into the street はディランへのオマージュです。

        • asobo より:

          yanagawakazuhiroさん、こんにちは♪
          あ、そういえば、そういうタイトルの映画ありましたね。
          ロックの広告をつくっていたのはほんの一年。アメリカ方送られてきたLPを渡されて小さなボックスに入れられて、聞き終わるまでにキャッチフレーズを考えてください、なんてけこうハードな仕事も多かったです。名前も聞いたことのない新しいグループなんかのと気はつらかったです。
          あの頃書いたのでいちばん気に入ったコピーはポール・サイモン初のソロアルバムのためのもの。
          LPだったので、「33回転の詩集」って言葉がとても評判が良く、本人も喜んでいたと聞きました。
          ぼくがやってるときにディランのアルバムが出てくればよかったけどなぁ。
          ぼくは東京に住んでいます。これからも、よろしく。

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